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『アジアンタムブルー』大崎善生


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こんばんは。

こんな時間ですが更新します。

この間行ってきた世界文庫のお話を
していなかったのでさせてください!

世界文庫は京都の北大路駅から
15分ほど歩いたところにあります。

素敵な本がたくさんあって
すごくわくわくする本屋さんでした。

たくさん迷って何冊か買いました!



海外の絵本と素敵だなと思った本たちと
ピンバッチです^^

ちなみにこれが
お気に入りの1冊です。



この本すごく素敵なんです。

 

芥川龍之介の『河童』を
原田宗典さんが現代風に再話したものに
荒井良二さんの絵が加わって、

中はこんな感じです!



若干の読みにくさはあるけれど、
かわいらしい感じでわくわくします。

なかなか文学と言われるものって
読み辛かったり分かり辛かったりするのですが、
文章としては大きく変わってしまっていても
こうゆう表現の仕方があると触れやすいものになってくれますよね。

芥川龍之介の『河童』とは
別物としてとらえてこうゆうものも読むと
1冊の本が存在する1つの理由として
おもしろいなと思います。

例えば、黒田夏子さんの『abさんご』は
横書きなので左開きで、
でも併録されている短編は縦書きで書かれているので右開きなんです。

リバーシブル本なんです。

単純に方法としておもしろいし、
今の時代だからこそといった感じが
いいなと思います。

他にも、文体としても『abさんご』は
難読だと言われていますが
比喩の多用の仕方がおもしろいし、

『乳と卵』の文体も句読点が多用される感じや
関西弁の喋りことばで書かれる感じや
ことばや文字に工夫があるところが魅力であったり。

三波夏さんの『平成マシンガンズ』と
綿矢りささんの『蹴りたい背中』の
冒頭部分のことばと句読点の使いかたなどなど、

本当にきりがないぐらいあるのですが、
文章って音と違って
紙に存在するわけだから、

しかも日本語ってすごくおもしろいから
ひとつの表現の方法として
紹介した本のようなやりかたってありだなって思います。

なんかひさびさにいいなと思う本に出会ったので
ちょっとうれしくなりました。

でも残念ながらこの本
絶版だそうです……!

そんな本にも出会えるので
ぜひぜひ世界文庫行ってみてください!



そんなこんなで全然関係ないですが
大崎善生さんの『アジアンタムブルー』から
ひとつことばを紹介させてください。


 

 

 



大崎さんの本は結構読んでいて
展開のある本が好きな方は
退屈に思うかもしれないですが
読み終わったらどれもあたたかな気持ちになるものばかりです。

この間図書館に行った時
大崎さんの本ですごく素敵な本を見つけたので
また紹介させてください!



今日はなんだか長々と
書いてしまいました……!

あっ!コメントくださってる方々

ありがとうございます!
 
お返事させていただいているので、
よかったら読んでください!
 
読者さんも少しずつ増えてきて
うれしい限りです!
 
 
ではではそろそろ眠ります。

また更新します。
 
 

 

アジアンタムブルー (角川文庫)

アジアンタムブルー (角川文庫)

 

 

 


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