『乳と卵』川上未映子
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おはようございます!
少しおひさしぶりのブログになってしまいました。
1月もあとわずかになりましたね。
1年のうちの12分の1がもう終わるんだと思うと
すごくこわくなってきます……!
1日1日を大切にしなくては、ですね!
ではでは、今日もおすすめの本を
ことばと合わせて紹介させてください。
目がずっとくるしいくるしい、目がいたいねんお母さん、厭、厭、おおきなるんは厭なことや、でも、おおきならな、あかんのや、くるしい、くるしい、こんなんは、生まれてこなんだら、よかったんとちやうんか、みんな生まれてこやんかったら、何もないねんから、何もないねんから『乳と卵』川上未映子
— ことばあつめ (@ko10ba) 2011, 7月 25
この本は本当におすすめです。
特に女性は共感出来る方が多いのではと思います。
こどもからおとなに変わっていく中で
心や身体に様々な変化が起き、
どうにもならない不安や恐怖を「厭(いや)」という
漢字で表現しているのがすごく印象的です。
嫌という漢字より
厭という漢字の方が
いやだという感じがすごく表れるからという理由で
使われているのですが厭という漢字からは
いやな感じが確かに伝わってきますよね。
また、文章は関西弁の話し言葉で書かれていて
私が関西の人間だからかすごく伝わってくるものがありました。
逆に他の地域の方からしたら
『乳と卵』みたいな文章は
とっつきにくいものなんですかね?
句読点を多用しているのと関西弁が合わさって
息づかいやことばの緩急を文章から感じ取ることが出来ます。
そんなに分厚くない本なので
結構さらっと読めていいかな~と思います。
装丁も素敵です。
すごくすごくおすすめの本なので
ぜひ読んでみてください!
それでは、みなさん
今日も1日頑張りましょう!